一人暮らしの家賃目安は「手取り収入の3分の1」なのか?

家賃の目安は手取りの3分の1

新居探しの希望条件の中でも、多くの人が一番重要視する家賃。
家賃が高すぎると生活が苦しいし、家賃が安すぎると変な部屋しか残っていない。

ちまたでは、「家賃は手取り収入の3分の1がベスト」という説がありますが、どうなのでしょうか?
10年間で引越し7回、家賃が安い部屋からちょい高めの部屋まで住んだ経験から、「賃料の目安金額の決め方」についてお話ししていきます。

<目次>
家賃相場は手取りの3分の1が妥当?
初期費用も視野に入れて賃料を考慮する
東京都内の一人暮らしで、家賃が高い部屋しかない場合
それでも希望の部屋に巡り会えない場合は
家賃を決めている以上、絶対してはいけない内覧方法
「家賃目安は手取りの3分の1」に当てはまらない人

 

家賃相場は手取りの3分の1が妥当?

家賃相場は手取りのいくら?
いきなり結論からお話ししますが、普通に生活する分には、家賃は手取りの3分の1が妥当だと私は考えています。

例えば手取り収入月18万円で生活する場合には、
・家賃が6万、生活費が残り12万
になります。

この「生活費12万」でどのような生活が送れるかと言うと、一番物価が高いと言われている東京の場合だと
、
・基本自炊
・お昼は時々外に食べに行く
・週1で飲みに行く
・少し貯金

といった感じです。

ただし奨学金など、その他出費が重なるのであれば、貯金は難しいと思います。
光熱費や通信費はどのくらいかかるのか?などの具体的な数字の疑問については、新卒・初任給20万の手取りは?家賃の妥当額は?〜一人暮らしの徹底検証〜で詳しく説明しています。

給与があがればあがるほど、同じ3分の1でも余裕は出てくるのでやり繰りはしやすくなるはずですので、副収入を得たり昇進を狙ってこの基準からさらに上に行くことは可能です。

また同じ手取り18万であれ、東京のような都心に住む場合と、地方都市に住む場合とではまた状況も変わってきます

・飲み屋や物価の違いが都心と地方では多少差がある
・地方都市の場合だと、家賃相場自体が低い

こともあり、地方であればもう少し良い生活を送れる場合もあります。

 

初期費用も視野に入れて賃料を考慮する

初期費用も重要
お部屋探しをする際には、賃料ばかりに目が行きがちですが、賃料以外にも初期費用を視野に入れながら物件探しをしなければいけません

初期費用とは、お部屋を借りる際に始めに支払わなければいけない費用のことであり、下記が初期費用にあたります。
1:敷金
2:礼金
3:仲介手数料
4:鍵交換費用
5:火災保険
6:初月家賃
7:前家賃

<1:敷金>
大家さんに渡す預け金。預け金ではあるが、退去時にお部屋の原状回復費用として一部回収されることも多く、全額が戻ってくるわけではない。
一人暮らしのお部屋の場合、家賃1ヶ月分の設定が多い。

<2:礼金>
大家さんに渡す謝礼金のようなもの。謝礼金なので、退去した場合にも戻ってくることはない。
一人暮らしのお部屋の場合、家賃1ヶ月分の設定が多い。

<3:仲介手数料>
部屋探しをしてくれた不動産業者に渡す手数料。不動産屋は決して善意で仕事をしているわけではなく、このような仲介手数料をもらいながら商売をしている。
通常は消費税を加算した、家賃の1.08ヶ月分が多い

<4:鍵交換費用>
多くの物件では、新しい入居者が引越してくる場合、玄関の鍵を交換する。(「交換しますか?」とYES/NOの選択式で聞かれる場合も多い)
費用は約2万ほど。防犯面からも、鍵交換は防犯上しておくことをおすすめ。
詳しくは鍵交換の費用が高い!鍵交換って必要?をご覧ください。

<5:火災保険>
こちらも加入しなければいけない。2年契約で約2万円ほど

<6:初月家賃>
月の半ばに入居する場合には、その月の日割り家賃を先に支払わなければいけない。
例えば、4月5日に入居するのであれば、4月5日〜30日までの26日分の支払いが必要。

<7:前家賃>
引越しする時には、翌月分の家賃を先に支払うのが一般的。
4月に入居する場合、5月分の家賃を前もって支払う。

・・・これだけ見ても、引越しはけっこーお金がかかるということがお分かりかと思います。
上記の説明だとイメージしにくいかと思いますので、下記に具体的な数字を挙げてご説明すると、

<家賃55,000円+共益費5,000円のお部屋に住む場合の初期費用>
敷金 50,000円
礼金 50,000円
仲介手数料 54,000円
鍵交換費用 約20,000円
火災保険 約20,000円
初月家賃 25,000円(16日に入居した場合)
前家賃 50,000円
__________
計:約269,000円

となります。

さらにこれに引越し代金もかかりますので、約30万円かかることになります。
総額家賃60,000円のお部屋に住むだけでも、これだけお金が発生する計算になります。

初期費用の中には、家賃が抑えられるポイントも


しかし、中には「敷金0」「礼金0」「仲介手数料半額」などの物件もあります。
例えば、「敷金0、礼金0」物件に住んだ場合だと、上記のお部屋であれば初期費用は10万円安くなります。
10万円安くなるということは、家賃に換算すると、2年間だと1ヶ月4,000円ほど安くなる計算です。

このように、家賃に固執するのではなく、初期費用を見ながらお部屋探しができることがベストです。
見た目の家賃が高くても、全体で計算すれば家賃が少し安い物件と総額では変わらないという場合もあります。

ただし、「敷金0物件」の場合には、退去時の原状回復費用を別途支払わなければいけない場合もありますので、ご注意ください。

 

東京都内の一人暮らしで、家賃が高い部屋しかない場合

都内の家賃が高くて驚き
「手取り収入の3分の1が家賃目安」ということはなんとなく分かっているが、「都心で6万だと良い部屋がない・・」とお悩みの方もいるかと思います。

解決方法は、お部屋の探し方を工夫することです。
方法には、大きく2つあります。

【その1:都心部から少し離れた、交通のアクセスが良い郊外を探す】

郊外だと家賃も安い

郊外だと家賃もぐんと安くなる

首都圏のお部屋は、少しエリアを変えるだけで大きく家賃が変わってきます。
特に東京都心と、埼玉や千葉、神奈川を比較してみればその差は歴然です。

<東京都心部と埼玉、千葉、神奈川の一人暮らし家賃相場比較>

〜池袋(東京)〜
ワンルーム 8.23万円
1K 8.75万円
1DK 11.45万円
1LDK 15.37万円

〜大宮(埼玉)〜
ワンルーム 6.44万円
1K 6.77万円
1DK 7.46万円

〜船橋(千葉)〜
ワンルーム 6.17万円
1K 6.66万円
1DK 7.64万円
1LDK 9.54万円

〜横浜(神奈川)〜
ワンルーム 6.74万円
1K 7.40万円
1DK 8.99万円
1LDK 11.52万円
※出典)HOME’S

東京だけ異様に家賃相場が高いのが明らかではないでしょうか。
上記の家賃相場を見て、「埼玉や千葉でも、手が出ない・・・」と感じる方もいるかもしれませんが、上記に出している駅はそのエリアの主要駅です。
主要駅を外せば、さらに家賃相場は安くなりますので、ご安心ください。

【その2:キャッシュバック制度や、未公開物件を取り扱う不動産業者でお部屋を探す】

家賃を抑えるコツ
エリア以外にも、家賃を節約しつつ、理想のお部屋を探す手はあります。

例えば、下記のお部屋探しサイトでは、このサイト上でお問い合わせをした物件に入居した場合には、最大10万円の引越し祝い金がもらえます。



10万円を24ヶ月で按分すると、1ヶ月あたり4,000円にもなります。なかなか大きい金額ではないでしょうか?
※お祝い金額は物件により異なります。
↓公式サイトはこちら↓
キャッシュバック賃貸

他にも最近登場してきている、オンライン接客型の不動産であれば、チャット形式でお部屋探しのプロに相談しながら物件が選べるので、自分の条件により合った物件を探すことができます。

対面だとなかなか言いにくいことでも、チャットなら言えるので不思議なものです。

大手不動産にはない、未公開物件もあるので、理想のお部屋に巡り会えるかもしれません。
↓オンライン接客型の不動産公式サイトはこちら↓
深夜0時まで不動産のプロに無料で相談ができる「家AGENT+」

それでも希望の部屋に巡り会えない場合は

希望の部屋が見つからない女性
なかなか物件が見つからない場合、希望条件の見直しをすることをおすすめします。
何かを妥協すれば、その分家賃も下がります。
それが物件設備なのか、階数なのか、駅からの距離なのかは、人により様々です。

私がおすすめするのは築年数は古くてもOK(もし築浅希望の場合には)にすることです。

築年数がたつと家の価値は下がることがほとんどなので、自然と家賃も安くなります。
また、例え築年数がたっていてもオーナーや管理会社がちゃんと整備している物件はきれいです。
外観が汚くても、中身はキレイというパターンも多々あります。

築年数でフィルターをかけている場合には、一度内覧に行ってみることをおすすめします。

ただしご注意いただきたい点が一つあります。
それは、1981年以前に建てられた物件は極力避けたほうがいいということです。

なぜなら1981年は新耐震基準が施工された年であり、
「比較的よく起きる中程度の地震に対し、軽度なひび割れ程度」
「まれに起きる大地震に対し、崩壊・倒壊しない程度」

ということを建築の基準とした年だからです。

実際に阪神淡路大震災では、1981年以前建築の建物に被害が集中したそうです。
1981年以前の建物でも安全な物件はあるそうなのですが、素人目ではわからないもの。
万が一のためにもこの点は考慮してみてください。

 

家賃を決めている以上、絶対してはいけない内覧方法

部屋の内見の注意点
直接不動産屋に訪れる場合には、まず最初に聞かれるのは、
「お家賃はおいくらでお考えですか?」
という言葉です。

中には「実際考えている値段よりも安く言うべき。不動産屋は希望金額より高い物件を勧めてくるから」という方もいらっしゃいますが、私は正直な値段を言ってもいいかと思います。

駆け引き面倒くさいタイプと言うのもあるのですが(だって怖いんだもん)、
最初から正直に「○○円で考えています。ただしこれ以上は絶対出せません。この値段内で物件の提示お願いします。」
と、言っています。

もしそれよりも高い物件を出されたら、物件資料は絶対に見ないでください
もしそれでも引き続き出してくるようであれば、不動産屋事態を変えることお勧めします。

押しが強い営業マンは、物件探しでも自分たちが有利になる発言をする傾向にある、と私は感じています。
何かしら問題のある物件でも、売上たてることを優先するため都合のいいことしか言いません。

また家賃が希望よりも高い物件を提示された場合、先ほども述べたように資料は極力見ない&内見は絶対に行かないことを心に固く誓ってください。
数千円の差で、家賃が高い部屋のほうがグレードアップするからです。

もちろん数千円高いほうが、その分駅にも近くなりますし、距離が同じなら部屋の中身がよくなります。
内見に行っちゃったら、鋼の意志がある方以外は絶対に高い物件に惹かれます。

なので、絶対してはいけない内見方法の掟として、
払えない金額の物件は見に行かない。好奇心でも見に行かない
を挙げます!

 

「家賃目安は手取りの3分の1」に当てはまらない人

「家賃目安は手取りの3分の1」に当てはまらない人
ここまでは、いかに家賃を抑えるかということにスポットをあててきましたが、
実は私は「部屋は手取りの3分の1をはみ出してもいい」と思っている派です。
(今更すみません、、、、)

・・・と言うのも、貯金するよりも稼いだほうが早いんじゃないか?と思う派だからです。

ここからは完全なる独断と偏見なのですが、
よく「芸人さんは稼いでなくても良い部屋に住む」なんて言われてますが、自分を追い込むためだと言われています。
生活環境がグレードアップすると、なんだか自分自身も変わったような気がしますし、その部屋の身の丈にあった自分になろうと思います。

もし部屋の環境でモチベーションUPするタイプであるのであれば、部屋の家賃にこだわらず良い部屋に住んだほうが良いかと思います。

自分を変えるのは自分しかいないですし、引っ越しは強制的に環境を変えられる良い機会だと思います!
もし自信がない場合には、「家賃目安は手取り収入の3分の1」で考えていただければ幸いです。

 

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