東京都豊島区に位置する要町駅(かなめちょうえき)。
東京都民でも知らない人がいるようなマイナーな駅ですが、実は住みやすさ抜群の私お気に入り地域でもあります。
一言で表すなら「池袋に近い、ストレスの少ない街」。
今回は副都心線・有楽町線の駅でもある要町について住みやすさを徹底検証していきます。
<目次>
■池袋がすぐそこ!買い物に便利な街
■住み心地チェック!駅周辺の環境
■気になる治安は?
■賃貸物件の家賃相場は?
■スーパーをチェック!
■こんな方におすすめ
池袋がすぐそこ!買い物に便利な街
要町のメリットは、なんと言っても池袋から徒歩圏内で帰れること。
「近い」と言う噂は聞いていたものの、実際に歩いてみたところ、その近さにビックリ。
要町駅から数分歩けば、もう池袋のトレードマークである、マルイや東武百貨店が見えてきます。
池袋の西側に位置するマルイまでは、徒歩10分ほどでアクセス可能。駅までも15分ほどです。買い物に便利な街だと言えます。

駅から東に少し歩くと、OIOI(マルイ)と東武百貨店が見えてくる
これなら山手線の終電(東京の各路線の中でも、山手線は終電が遅い時間まであります)で、池袋から歩いて帰ることも可能です。
終電まで忙しく働いた日も、飲んだくれて遅くなった日も嬉しいですね!
【アクセスも便利】
要町には、地下鉄副都心線と有楽町線の2路線が乗り入れています。
地下鉄副都心線は、横浜方面まで伸びており、渋谷や横浜などの主要駅へのアクセスに◎。
また平日の朝以外はあまり混まないので、ゆっくり座ることも十分可能です。
地下鉄有楽町線は、永田町や有楽町、新木場方面に伸びている路線です。
東京に住んでいない方にとってはピンとこないかもしれませんが、通勤に便利な路線というイメージです。
有楽町線もそこまで混む路線ではないので、通勤にはおすすめな路線の一つ。
住み心地チェック!駅周辺の環境
要町駅周辺の環境は、
・ほど良く栄えている
・車道も広ければ、歩道も広くて綺麗
・学生が多いが、ファミリー層や高齢者も多い
・坂が少ない
の4つの特徴が挙げられます。
【ほど良く栄えた周辺環境】

駅周辺にはたくさんのお店が立ち並ぶ
駅周りには、パッと見渡すだけでも、
・ブックオフ
・やよい軒や大戸屋などの飲食店
・居酒屋チェーン店
・各種コンビニ
・ゲオ
・ファミレスやドトールコーヒー
・オリジン弁当(関東圏で強い勢力を持つ弁当屋)
があります。
これだけあれば、普段の買い物にも困ることなし。本屋がないのはちょっと痛いですが、本や家電が欲しい時にはちょっと歩いて池袋まで買い物に行けばなんでもあります。
【車道も広ければ、歩道も広くて綺麗】

駅前には大きな幹線道路が走っている
要町を駅を出ると、駅前は大きな幹線道路です。
幹線道路沿いに駅があるだけなら他の駅にも共通する特徴ですが、要町ならではの特徴は、歩道も広くて綺麗なこと。

歩道が広くてきれい!

幹線道路沿いには賃貸マンションがずらり
幹線道路沿いは賃貸マンション、分譲マンションもズラリと並んでいます。
車の交通量が多いので騒音・排気ガスは気になるところですが、歩道が広い&車道も広いことが影響し、真向かいの物件との距離はかなり空いています。
ある程度の階数に入居すれば、人の目も気にならず、日当たりもよく、洗濯物がよく乾きそうです。賃貸物件のマンション数も豊富そうなので、物件数も多そうです。

道を一本入れば、静かな住宅街が広がる
また、一本小道に入れば、打って変わって戸建てや低層賃貸マンション、アパートが立ち並ぶ住宅街に入ります。
所狭しと住宅が建っており、昼間でさえシーンとするような住宅街です。
これは要町駅から東西南北どこの小道に入っても共通しています。
コンビニや小売店は駅周りに集中しているので、帰りは駅周辺で買い物をしてから帰るのが良さげです。
【学生が多いが、ファミリー層や高齢者も多い】
要町駅のすぐ近くには、立教大学があるため、駅周辺では学生の姿が多くみられます。
また、ファミリー層や高齢者の姿も多く見かけ、なんだかほのぼのとした和やかな住人の雰囲気が漂ってきます。
住人同士は交流も深いようで、地元住民の地域行事である神輿も毎年盛大に行われています。

地域住民の交流も盛んそうな雰囲気
学生街になるとどうしてもガヤガヤしてうるさい印象になる街は多いのですが、要町の場合には和やかな雰囲気の方が優っています。
【坂が少なめ】
要町は坂が少なめです。
池袋の反対隣にある雑司が谷駅は、坂が多い地域なのですが、要町になると一気に坂の出現度が減ります。
駅東側に若干急な坂はあるのですが、その距離も決して長くないですし、時々見かける坂も緩やかなものです。
駅から少し遠めな賃貸物件に住んだとしても、十分自転車で移動可能です。
気になる治安は?
住む際に一番気になるのは、治安の安全面です。
東京の中でも豊島区は、地域により治安が悪いエリアもあるので心配なところ。
警視庁の犯罪マップ(2017年7月)を見てみる限り、治安の良さは抜群というわけではないようです。
特に万引きが多い地域とも言えるようです。
ただし、ネット上では「治安が良い」との女性の声も聞かれますので、一つの意見を鵜呑みにするのではなく、部屋探しのプロフェッショナルである不動産屋に直接確認することをおすすめします。
不動産屋は地域情報にも詳しい場合が多いので、オススメの居住エリアなどの相談にも乗ってもらえます。
また私自身実際に歩いた感想としては、池袋から要町駅までの道のりは、夜道でも明るく安心でした。
池袋からは幹線道路沿いを歩いていく形になるので、人通りもそれなりにあり、交通量も非常に多いです。
要町のこの特徴を活かし、幹線道路沿いに住むというのも治安面ではありかもしれません。
賃貸物件の家賃相場は?
要町の賃貸物件家賃相場は、
ワンルーム 6.47万円
1K 7.90万円
1DK 8.51万円
1LDK 12.67万円
出典)HOME’Sより http://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/kanamechiyo_06379-st/price/
ちなみにお隣池袋駅の賃貸物件家賃相場は、
ワンルーム 8.19万円
1K 8.71万円
1DK 11.07万円
1LDK 15.07万円
出典)HOME’S http://www.homes.co.jp/chintai/tokyo/ikebukuro_00488-st/price/
です。
池袋駅から1駅離れるだけでグンと家賃相場が下がります。
私は要町駅のアクセスの良さ&充実さでこの家賃相場はお手頃かと思いますが、もしもっと家賃を下げたい方は、池袋からさらに離れた駅の物件を探すことをおすすめします。
スーパーをチェック!
自炊派&スーパーの惣菜で済ませたい派にとって気になるのが、スーパーの利便性。
今回もしっかり買い物チェックしていきます!
【①まいばすけっと】
「小さなイオン」こと、イオンの小型店まいばすけっと。6番出口から、徒歩3分の位置。営業時間は7時〜0時。遅い時間まで空いているので、忙しいビジネスマンにとっては嬉しい存在になりそうです。
ただし、
・小型店なので品揃えはあまり良くない
・値段は全体的に安めだが、お惣菜はあまり美味しくない(個人的感想です)
なのでご注意を。
【②いさみ屋】
1番出口から、徒歩1分もかからない程度。営業時間は10時〜22時。
ここのスーパーの特徴は、とにかく安いこと。
・大根一本182円
・ピーマンorジャガイモ 一袋106円
・豚ロース切り落とし 100円/100g
・鳥もも肉 140円/100g
などなど・・・
※全て税込の金額。2017年9月現在
中規模なので品揃えもあり、自炊派にとっては嬉しい味方になりそうな予感。
ただし日用品と惣菜の品揃えは少なめなので、自炊派以外にはあまり活用の機会がないスーパーかも。
【③コモディティイイダ】
6番出口から徒歩約5分。営業時間は9時〜22時45分。お値段は高くもなく安くもなくと言った印象。
惣菜は品揃えが比較的豊富で、弁当類のボリュームもたっぷり。近くに立教大学があるので学生さんを意識しているのでしょうか?
中食派の嬉しい味方になりそう。
スーパーではないですが、駅近くの大型セブンイレブンには宅配ロッカーも完備。
賃貸物件に宅配ロッカーがなくても利用できるのは、一人暮らしにとっては嬉しい存在になりそうです。
こんな方におすすめ
要町は生活に困らず、アクセスも抜群な、ストレスが少なく住みやすい街です。こんな方に特におすすめです。
・池袋から徒歩圏内の便利なところに住みたい
・普段の生活に困らない、買い物も快適な場所に住みたい
・アットホームな街に住みたい
私は過去に、「賃貸物件で要町駅に住むか、雑司が谷駅に住むか」で悩んだことがありましたが、上記のような利便性の高さと街の雰囲気から、要町に非常に魅力を感じた経験があります。
(雑司が谷の住みやすさについては、「雑司が谷駅の住みやすさ〜都会の中にある歴史ある緑の街」よりご覧いただけます。)
東京で住みやすい街をお探しの方は、是非ご参考ください!
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